🍃 少しずつ、ずれていったもの⑦|幼稚園の中での光

そんな中でも、

ここちゃんが好きだった時間もありました。


園外に出て、
みんなで広場を散策する時間。

緑の多い、
気持ちのいい場所でした。


そこで咲いていたサルビアの花。

ここちゃんは、
その蜜をちゅちゅっと吸うのが
お気に入りだったようです。


周りの子どもたちも、
同じように楽しそうにしていて、

その光景は、
今でもふと浮かんできます。


ある時、娘が言いました。

「お家にもサルビア植えてほしい」


それで庭に、
2種類のサルビアを植えました。


まだかな、まだかなと
成長を待って、

咲いた花を、
家でもちゅちゅっと。


あの花は、今でも毎年咲いています。

特別に手をかけなくても、
ちゃんと、そこで生き続けている。


それを見るたびに、
チュッチュっと蜜を吸っていた、
あの時のここちゃんの顔を思い出します。

    PAGE TOP