
幼稚園探しをしていた頃、
主治医の先生から、
いくつかアドバイスをいただいていました。
ひとつは、
「少人数のところ」
そしてもうひとつは、
「1日の流れや予定が、
できるだけ見えやすいところ」
見通しが立ちやすく、
安心して過ごせる環境のほうが、
娘には合うのではないかとのことでした。
私はその言葉を参考にしながら、
娘が過ごしやすそうな幼稚園を探していました。
でも当時の娘には、
それ以上に大きな不安がありました。
それが、
お昼寝です。
娘は小さい頃から、
本当にお昼寝が苦手な子でした。
寝かしつけようとしても、
なかなか眠れません。
むしろ、
お昼寝の時間そのものが
不安になってしまうようなところがありました。
だから娘にとっては、
「お昼寝がある」
それだけで大きなハードルだったのです。
今振り返ると、
少人数であること。
見通しが立ちやすいこと。
それ以上に、娘の中では、
まず
「お昼寝がないこと」
が優先順位の高い条件だったのかもしれません。
せっかく
「ここならいいかもしれない」
と思う園があっても、
お昼寝があることで候補から外れることもありました。
それに加えて、
私が気にしていたこともありました。
それは、
どのくらい特性への理解があるのか。
どこまで配慮していただけるのか。
それは私にとって、
とても大きなポイントでした。
当時の娘は、
本当に敏感な時期でした。
だから私は、
何も伝えずに入園することの方が怖かったのです。
プレ保育などで、
特性について少しお伝えすることもありました。
でも中には、
その時点で難しいという反応をされる園もありました。
そうやって現実を知るたびに、
幼稚園探しは思っていた以上に難しくなっていきました。
周りのお子さんたちは、
少しずつ進路が決まっていきます。
でも私たちは、
なかなか決めることができませんでした。
どこなら大丈夫なのか。
どこなら安心して過ごせるのか。
その答えを探しているうちに、
時間だけが少しずつ過ぎていったのです。
