
療育へ通っていた頃、
周りのお子さんたちは、
少しずつ進路が決まり始めていました。
私は、
何ヶ所も見学を重ねながら、
娘に合う場所を探していました。
そんな頃のお話です。
家の近くには、
保育園と幼稚園が一体になったような園がありました。
田んぼ道を歩いた先にある、
のどかな雰囲気の場所でした。
私は何度か園庭開放へ参加し、
娘もプレイルームや園庭で遊ばせてもらっていました。
家からも近く、
「ここなら通えるかもしれない。」
そんな期待を抱いていました。
ところが、
療育で仲良くしていたお母さんが、
後日そっと話をしてくれました。
「ここちゃんには、あそこは少し違う気がする。」
その方は、
違う日に説明会へ参加されていて、
園のお話を聞く中で、
「ここちゃんには少し合わないかもしれない」と感じたそうでした。
さらに、
一人で過ごしているお子さんの姿も見かけたそうです。
それだけが理由ではなかったと思いますが、
説明会全体を通して感じたことを、
率直に話してくれました。
私は、
その言葉に不思議と説得力を感じました。
それだけ、
子どもたちの様子や、
園の雰囲気をよく見ていたお母さんだったからです。
あの頃の私は、
幼稚園探しをしながら、
何度も迷っていました。
そんな時に、
娘のことを一緒に考えてくれる人がいたこと。
それが、
本当にうれしかったのです。
幼稚園探しの頃のことは、
少しずつ忘れていくのかもしれません。
でも、
あの時にかけてもらった言葉のありがたさだけは、
**今でも心に残っています。**🕊️
