
先日の韓国旅行でのことです。
飛行機を降りて、そのまま入国審査のゲートへ向かいました。
最初に目に入ったのは、ずらっと並んだ長い列。
よく見ると日本の方もちらほらいて、
「ここでいいのかな」
と思いながら、私たちもその列に並びました。
“Foreigner”と書かれていたので、海外から来た人はこちらなんだろうな、と。
でも、しばらくしてから空港の方が、
「日本の方はこちらへ」
と誘導しているのが見えて、
「あ、ここじゃなかったんだ」
と気づき、私たちもそっと列を抜けました。
海外の空港では、こういうちょっとしたことでも緊張します。
特に私のように、海外旅行には行くけれど、空港の仕組みを何でも知っているわけではない人にとっては、
「この列で合っているのかな」
「ここを通って大丈夫なのかな」
そんな一つ一つが、小さなハードルだったりします。
そのあと案内された先では、入国審査のゲートが二手に分かれていました。
通常の窓口と、自動化されたゲートです。
通常の窓口には人が並んでいましたが、もう一方は比較的空いていました。
私たちは、
「こっちの方が早そう」
という、本当にそれだけの理由で空いている方へ進みました。
そのときの私は、SESという言葉すら知りませんでした。
指紋認証と顔認証をして、自動ゲートを通った
ゲートでは、指紋認証と顔認証をしました。
そして本人確認が終わると、そのまま自動ゲートを通ることができました。
通常の長い列に並ぶこともなく、思っていたよりスムーズに入国審査が終わりました。
私はそのとき、
「最近はこんなふうになっているんだな」
くらいにしか思っていませんでした。
ところが、あとになって調べてみると、韓国には**SES(Smart Entry Service)**という自動出入国審査の仕組みがあることを知りました。
韓国のSESとは?
SESは、韓国の自動出入国審査サービスです。
韓国の公式案内では、指紋や顔などの生体情報を使って本人確認を行い、自動化されたゲートで出入国審査を受ける仕組みとされています。
私が仁川空港で経験した、
指紋認証をする。
顔認証をする。
そのあと自動ゲートを通る。
という流れも、この自動出入国審査の仕組みと重なります。
何も知らずに利用した私ですが、実際に体験してみると、とてもスムーズでした。

帰りも自動ゲートがあったのに、私は普通の列へ
実は、韓国から帰るときにも自動化されたゲートがありました。
でも、そのときの私はまだSESのことを知りません。
行きに指紋認証も顔認証もしたのに、
「帰りもこちらを使えるのかな」
とは思いもしませんでした。
何も考えず、普通のレーンへ並びました。
帰国してからSESについて調べて、
「えっ、もしかして帰りはあちらを使えたの?」
となったわけです。
知っていれば、少なくともその場で確認することはできました。
海外旅行に慣れている人には小さなことかもしれません。
でも、私のように知らない人にとっては、知っているか知らないかで、空港での動き方も少し変わってくると思うのです。
パスポートに貼られていた黄色いシール
そして入国審査が終わったあと、パスポートを見ると、裏表紙に黄色いシールが貼られていました。
「これ、なんだろう?」
これが、もともと私がSESについて調べるきっかけになったものでした。
ただ、今回あらためて調べてみても、この黄色いシールそのものが何を意味するのか、韓国の公式情報から明確な説明を見つけることはできませんでした。
ですから、
「このシールが貼られていればSES登録完了」
とは、ここでは言い切らないでおこうと思います。
私にとっては、あくまでも、
「あれは何だったんだろう?」
とSESを知るきっかけになった、小さなお印。
そんな存在です。
次に韓国へ行くときは、SESを確認してから行きたい
韓国は、日本からとても近い国です。
私も、また行くことがあるかもしれません。
そのときには、自分がSESを利用できる条件に当てはまっているのか、出発前に確認してから行こうと思っています。
今回の私のように、何も知らなくても案内に従えば入国することはできます。
でも、
「韓国にはSESという自動出入国審査の仕組みがある」
と知っているだけで、空港で迷うことは少し減ると思います。
空港でゲートが二手に分かれていたら、
「私はこちらを使えるのかな」
と確認することもできます。
50代の私が思う、旅のハードルを下げてくれる「知っている」ということ
海外旅行は、若い人や旅慣れた人だけのものではありません。
50代になって、
「一度、韓国へ行ってみたいな」
と思う人だっていると思います。
そんなとき、空港でどこへ行けばいいのか。
どの列へ並べばいいのか。
自動ゲートを使ってもいいのか。
知らないことが多いほど、一つ一つが少し不安になります。
私自身、SESなんてまったく知りませんでした。
たまたま空いていた方へ進んで、指紋認証と顔認証をして、自動ゲートを通っただけです。
でも、あとから仕組みを知ったことで、
「次はもう少しスムーズに動けるかもしれない」
と思えるようになりました。
韓国は、近いようで、初めて行くまでは少し遠く感じる国でもあります。
でも、一度行ってみて、こうした小さな仕組みを一つずつ知っていくと、二度目の旅は少し近くなる。
SESも、そんな次の韓国旅行への小さな橋渡しになる仕組みなのかもしれません。
※SESの利用条件や対象者は変更される可能性があります。旅行前には最新の公式情報をご確認ください。
韓国出入国・外国人政策本部「Smart Entry Service(SES)」

