
幼稚園探しをしていた頃、
私は一般の幼稚園だけでなく、
特性のある子のための施設も見学していました。
それくらい、
一般の幼稚園へ入ることにも、
不安があったからです。
娘は療育に通っていましたが、
何かひとつ強く引っかかることがあると、
その場所へ入れなくなってしまうところがありました。
私は、
「この子は本当に幼稚園へ通えるのだろうか」
という不安を抱えていました。
もし一般の幼稚園が難しかった場合も考えて、
準備をしておきたかったのです。
実は当時通っていた療育センターにも、
入所型の施設が併設されていました。
施設という存在が、
まったく未知だったわけではありません。
でもその頃の娘は、
療育センターに併設されていたその場所に、
あまり良いイメージを持っていないようでした。
私の中には、
他の施設ならどうだろう。
施設によって雰囲気も違うのではないだろうか。
そんな気持ちもありました。
当時の私は、
幼稚園へ入れることだけを考えていたわけではありませんでした。
一番知りたかったのは、
この子はどこなら安心して過ごせるのだろうということでした。
実際に見てみたら、
娘の反応も分かるかもしれない。
そんな気持ちで見学へ行きました。
そして実際には、
違う施設を二ヶ所見学しました。
ひとつ目は、
療育センターに併設されていた施設とはまた違う場所でした。
発達に特性のある子どもたちが通っていて、
視覚的な手がかりも多く、
一日の流れも分かりやすく工夫されていました。
でも、
最初に足を踏み入れた時の雰囲気が、
娘には合わなかったようです。
その場で足が止まり、
「ここは行きたくない」
という反応を見せました。
今まで見てきた施設とは全く違う雰囲気でしたが、
娘なりに感じるものがあったのでしょう。
もうひとつの施設は、
山の方にある静かな場所でした。
先ほどの施設とはまるで違い、
落ち着いた空気が流れていました。
園長先生も穏やかな方で、
私はむしろこちらの方が娘には合っているのではないかと思いました。
ただ、
思っていた以上に遠かったのです💦
毎日通うことを考えると、
現実的には難しい距離でした。
どうしても他に行く場所がなければ検討するかもしれない。
そんな位置づけの場所でした。
施設とひとことで言っても、
本当に雰囲気はさまざまでした。
実際に見学してみて、
よかったと思っています。
自分の目で見て、
自分で感じる。
それは私にとって、
とても参考になる経験でした。
結局、
どの施設へ行っても、
本人の反応はあまり良いものではありませんでした。
そんな様子を見ながら、
私自身も、
そこへ通う姿を思い描くことができませんでした。
それぞれに良さはありましたが、
娘にとっての居場所かと言われると、
どうしても答えを出すことができませんでした。
あの頃の私は、
一般の幼稚園と施設の間で揺れていたというより、
この子はどこなら安心して過ごせるのだろうか。
それを探していたのだと思います。
