
母子手帳をめくっていたら、ここちゃんの3ヶ月健診の記録が目に留まりました。
あの頃のこと、すっかり忘れていたようで、でも文字を読むうちに一気に記憶がよみがえってきました。
📒育児メモ欄に残っていたこと
当時、母子手帳の「育児に関して気になっていることや感想」欄には、
こんなことが書かれていました。
🟠 日中の大半が機嫌が悪く、よく泣く
🟠 あやしても、なかなか泣き止まず、ずっと抱っこやおんぶをしている
🟠 目を見ることがあまりない
🟠 頭を左右に頻繁に動かす
どれも「うちの子、ちょっと違うのかな?」と、もやもやしていたことばかり。
けれど当時は、“育てにくい”とは思っても、“特性”という考え方にはまだ至っていませんでした。
🧸健診当日のこと
健診の日、ここちゃんは待合室でずっと大泣きしていて…。
あまりに泣き声が大きかったので、周りの目も気になり、
私は何度も外に出たり戻ったりを繰り返していました。
「周りの人に迷惑をかけないように」
そう思って、できるだけ気をつけていたつもりだったのですが…
🩺お医者さんのひと言が胸に刺さる
診察室に入ってすぐ、最初に言われたのは——
👨⚕️「ああ…うるさい。耳が痛い。」
👨⚕️「こんなに泣く子は初めてだよ。まだ何もしてないのに。」
…あの言葉、今でも忘れられません。
子育てに悩んでいた時期ゆえに
心に刺さった一言でした。
なんとも言えない気持ちになって、胸がぎゅっとなりました。
☁️健診の日の前後に感じていたこと
毎度のことですが、病院に行くことに対してここちゃんは強烈に反応し、
待合室の間中も大泣きしてしまう子でした。
そのたびに、
「また周りの人に迷惑がかかってしまうかもしれない」
「どうか、今日は少しでも穏やかに過ごせますように…」
と、心の中で何度も願いながら病院へ向かっていました。
診察を受けている間も、冷や汗をかくような思いで、
ただひたすら「早く終わってほしい」と願っていたように思います。
そんな日々が続くうちに、
病院に行く前日には、私自身も、気が重くなっていました💦
🧠診断と処方されたもの
診察中、ここちゃんは泣き入りひきつけのような状態になってしまいました。
発達そのものには問題ないとのことでしたが、
「かんのむし」と診断され、**抑肝散(よくかんさん)**という漢方薬が処方されました。
このお薬は、イライラや不安をやわらげる効果があり、
昔から「夜泣き」や「神経の高ぶり」に使われてきたものだそうです。
ただ——
ミルクにも敏感に反応するここちゃんには、結局一度も飲ませることはありませんでした。
☁️ふと思い出した、あの頃の自分
そんなこともあったなあ…と、ふと懐かしくなって書いてみました。
当時は毎日が必死すぎて、ひとつひとつの出来事を受け止める余裕もなかったけれど、
今こうして振り返ると、
「あの頃はいっぱいいっぱいだったなあ、私」
と、そっとつぶやきたくなります。
💬同じように、泣きやまない赤ちゃんに悩んでいるママへ
「私もそうだったよ」「あの頃は本当に大変だった」
そんな想いが、どこかの誰かに届いたら嬉しいです。