
粉石鹸が減っている現実と、私の想い(石鹸生活のすすめ①)
無添加で、環境にもやさしい**「粉石鹸」**。
その数が少しずつ減ってきていること、ご存じでしょうか?
本記事では、20年以上“石鹸生活”を続けてきた私の洗濯スタイルとともに、粉石鹸が減っている理由や背景、そして小さなこだわりについてお伝えします。
やさしい暮らしのヒントになればうれしいです。
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📉 なぜ粉石鹸は減っているの?
🔹 溶けにくさ・扱いにくさ
粉石鹸は洗浄力が高い反面、**「溶け残りやすい」「手間がかかる」**といった声も多くあります。特にドラム式洗濯機では不向きとされがちです。
🔹 洗濯機の進化と液体洗剤の台頭
昔ながらの二槽式洗濯機では相性抜群だった粉石鹸も、
現在はドラム式・全自動洗濯機が主流に。
その流れとともに、液体洗剤が主役の時代になりました。
販売量も、2011年には液体が粉を逆転。
現在では、全体の約9割が液体洗剤です。
🏭 作る側の事情|粉石鹸が消えていく背景
📉 需要の減少と採算の悪化
使う人が減れば、作る側も続けられなくなります。
長年親しまれてきたミヨシ石鹸の粉石けんも、ついに製造終了が発表されました。
📈 原材料の高騰
シャボン玉石けんでも、価格の見直しが進んでいます。
天然の油脂やアルカリ剤など、主原料の高騰は避けられません。
🏪 店頭からの姿の消失
気づけば、お店の棚も液体洗剤ばかり。
粉石鹸は、棚のすみっこに「ひっそりと」置かれているだけ…そんな光景も珍しくなくなりました。
🧼 我が家の“いちばんの相棒”は、シャボン玉スノール!

粉石鹸の中でも、私が一番信頼しているのが写真左側の**「シャボン玉スノール」**です。
- 純石けん分99%の高品質(脂肪酸ナトリウムのみ)
- 無添加で、肌にも環境にもやさしい
- 柔軟剤なしでも、ふんわり仕上がる
酸素系漂白剤と一緒に使えば、ガンコな黄ばみやニオイもスッキリ!
日々の洗濯に欠かせない、我が家のスタメン石けんです。
🌾 もうひとつの選択肢|米ぬか粉石けん(無香料)

こちらは、お店でスノールが手に入らないときの“代わり”として使うこともある粉石鹸です。
こちらは、お店でスノールが手に入らないときの“代わり”として使うこともある粉石鹸です。
- 成分:純石けん分65%+アルカリ剤(炭酸塩)
- 無香料・大容量(3kg)でコスパは◎
- やさしい洗い上がりで、衣類もふんわり
- シャボン玉スノールほどシンプルな成分ではありませんが、日常使いとしてもなかなか頼れる存在です。
💡じつはこの“アルカリ剤(炭酸塩)”のおかげで、使い心地にもいろんな工夫がされているんですよ。
たとえば……
- 洗浄力をキープ!
石けんがしっかり働けるよう、洗濯液のバランスを整えてくれます。 - 石けんカスを抑える!
白い粉が衣類につきにくくなって、ふんわり仕上がりに◎ - 汚れにも強い!
汗や皮脂などの酸性の汚れにも対応しやすく、毎日の洗濯にぴったり。 - 溶けやすくなる!
粉の粒子がさらさらしていて、水にも比較的なじみやすい印象です。
💬 スノールほどのシンプルさはないけれど、
日常の洗濯には十分すぎるくらい頼もしい存在だなと、私は感じています🧺
🧼 成分と見た目、ちょっと比べてみました
粉石けんって、意外と見た目や手ざわりにも違いがあるんです。
📸 こちらは、我が家で使っている2種類の粉石けん👇


(左:シャボン玉スノール/右:米ぬか粉石けん)
粉を比較してみました

左のスノールはさらさらと細かく、手ざわりも軽やか。
一方の米ぬか粉石けんは、やや粒が大きくざらっとした質感です。
どちらもそれぞれの良さがあるけれど、
溶けやすさ・仕上がりのやさしさではスノールに軍配かな、というのが我が家の実感です。
🔍 石けん選びに迷う方は、まずは「成分表示」と「粉の質感」に注目してみるのもおすすめです。
どちらも身近にあるようで、それぞれに個性がありますよ。
🧪 粉石鹸と液体洗剤、どっちがいいの?
特徴 | 粉石鹸 | 液体洗剤 |
---|---|---|
洗浄力 | ◎(特に油汚れに強い) | △(やや劣る) |
成分のシンプルさ | ◎(無添加が多い) | △(合成成分を含むことが多い) |
溶けやすさ | △(お湯が推奨) | ◎(水にすぐ溶ける) |
使いやすさ | △(手間あり) | ◎(簡単・手軽) |
石けんカス | 出やすい | 出にくい |
☑️ しっかり汚れを落としたいなら粉石鹸
☑️ 手軽さ・時短を優先するなら液体洗剤
👉 それぞれのライフスタイルに合った選び方が大切ですね。
🥲 それでも消えていくのが現実…
少し前まで当たり前に買えていた粉石鹸が、
今では通販でないと手に入らないことも増えてきました。
愛用しているシャボン玉スノールも、じわじわと値上がり中…。
「これだけは、どうか無くならないで」と願わずにはいられません。
🎀 おわりに|変わっていくもの、守りたいもの
時代とともに、暮らしの道具は変わっていくもの。
でも、「心から信頼して使えるもの」って、そう多くはありません。
我が家ではこれからも、
肌にも環境にもやさしい粉石鹸を大切に使っていきたいと思っています。
🌸 ちょこっとコラム|我が家流・粉石鹸の使い方
🧺 手洗いには、粉石鹸をお湯で溶かして押し洗い。
染み抜きしたいときは、酸素系漂白剤をプラス!
少し手間はかかりますが、
汚れ落ちも抜群で、衣類もふっくら長持ちします。
“ひと手間を惜しまない”という選択が、
暮らしをやさしく支えてくれる気がしています。
粉石鹸の現状について、こちらの記事も参考にしました。
👉 東京新聞|「粉石けんが消える? 洗剤主流に押され、姿を消す理由」(※一部有料記事)
🧼 🧼次の記事は近日公開予定です
▶︎ 石鹸生活のすすめ②|やさしさと安心を選ぶ理由