🌱 療育のある日常②|あの部屋の中で起きていたこと

はじめて通い始めた療育の時間。

その場所は、ひとつの部屋の中で
すべてが完結するようにできていました。

入ってすぐのスペースには、
すべり台やトランポリン。

奥に進むと、
机の上におもちゃが並んでいて、

さらにその奥には、
長机と小さな椅子が並んでいました。

その一室の中で、
1時間の時間が流れていきます。


部屋に入ると、

子どもたちはすぐに
それぞれの遊びに向かっていきました。

滑り台に行く子、
トランポリンに向かう子、

声をかけられる前に、
もう動き出している。

そんな始まり方でした。


最初の頃は、

他の子のことを
あまり見ていないようにも見えました。

滑り台に行こうとしたら、
どこからか別の子が入ってくる。

順番を待つというよりも、
それぞれが自分のペースで動いている。

ここちゃんも、
その中にいました。


でも、

通ううちに、
少しずつ様子が変わっていきました。

「この子が遊んでいる」
「あの子がそこにいる」

そんなふうに、

周りの存在に気づく瞬間が、
少しずつ増えていきました。

待つことや、距離の取り方も、
ゆっくりと変わっていきました。


私は、

正直なところ、

ここちゃんが
ここに通えるのかどうか、

そのことの方が気になっていました。

それまで通っていた場所とは
雰囲気も少し違っていて、

私自身も、
少し緊張していました。

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