
— 同じ思いの人たちと出会えた日
🌱 はじめての共感|「知りたい」という気持ちから
子どもの育ちについて、うまく言葉にできないモヤモヤを感じていた頃。
毎日の育児に追われながらも、私はずっと心のどこかで思っていました。
「このままでいいのかな」「きっと何かある…」
そんな中、ふとした検索で見つけたのが
“親の会”という集まりでした。
娘がまだ診断を受ける前。
でも私は、どこかで“その可能性”を意識していたように思います。
いつものように、もしものために準備しておきたい——
そんな気持ちが、私の背中を押してくれました。
📖 本記事の内容
・親の会との出会いと参加のきっかけ
・印象に残った2人のお母さんの言葉
・講演会や相談機関とのつながり
・今も支えになっている、あの頃の出会い
🏫 あるお母さんの話|通学支援と“寄り添う子育て”
親の会では、さまざまな話を聞くことができました。
その中でも特に印象的だったのが、あるお母さんの言葉。
「うちの子がひとりで登校できるようになるまで、数年かかりました」
毎朝、通学班の最後尾について歩きながら、
**“今日はこの角まで”“明日はあの信号まで”**と、
ほんの少しずつ距離を伸ばしていったそうです。
「一度できたことが、またできなくなることもあるんです」
そう話す姿から、どれほどの時間と気持ちを重ねてこられたかが伝わってきました。
この話を聞いたとき、私ははじめて、
**「成長には“その子のペース”がある」**ということを
受け止められるようになった気がします。
💬 もうひとりのお母さんの話|“叱らない”という選択
もうひとつ、心に残っているのがこの言葉。
「命の危険がない限り、叱らないようにしています」
本当に伝えたいことを伝えるためには、
“叱らないこと”もひとつの選択肢なんだ——
そんな考えに、私はハッとしました。
感情にまかせて怒るのではなく、
どうすれば伝わるか、何を伝えるべきかを選び取る。
それは、ただ優しいだけじゃない、深い愛情のかたちだと思いました。
📚 親の会から広がった世界|講演会や相談機関との出会い
親の会に参加したことで、
地域の相談機関や講演会の情報を知るきっかけにもなりました。
🗣 当事者の方の話からは、未来へのヒントをもらい
🧑🏫 専門家の話からは、支援の選択肢や制度の仕組みを学びました。
「こうした支援があるんだ」
「こんなふうに工夫できるんだ」
知らなかった世界が、少しずつ開けていくような感覚でした。
🧩 相談機関とのつながり
さらに、親の会を通じて出会った相談機関では、
困っていた具体的な場面へのアドバイスも受けられました。
**「孤独じゃない」**と思えたこと。
それは、私にとってとても大きな救いでした。
もともと人見知りで緊張しやすい私ですが、
この時ばかりはなぜか自然と「行ってみよう」と思えたんです。
心のどこかで、何かが動き出していたのかもしれません。
🎀 おわりに|あの頃の出会いが、今の私の支えに
親の会に参加したあの日。
何が正解かもわからず、不安と孤独でいっぱいだった私に、
初めて“共感”という灯りを灯してくれたのが、
そこにいたお母さんたちの存在でした。
「焦らずに見守ること」
「叱ることを選ぶ場面を考えること」
「支援のしくみを知ること」
——それらの気づきは、今の私の子育ての“軸”になっています。
あの日、一歩踏み出していなければ、
今の支援や出会いも、少し遠く感じていたかもしれません。
娘の未来のために。
そして、自分が壊れないために。
あの時の出会いは、今も静かに私を支えてくれています。
📝【支援につながるまでの小さな一歩|私の準備期間】
誰に頼ればいいのかもわからなかったあの日。
でも、小さな出会いが私たちを導いてくれました。
👉 続きはこちら▶(※準備中です)