
“母なのにできない”と思っていた頃のこと
赤ちゃんをお風呂に入れることが、怖かった──。
それは、母になった私にとって、ちょっと口に出しづらいけれど、とても大切な記憶です。
この記事では、“できなかった”日々を振り返りながら、少しずつ自分を取り戻していった私の話を綴っています。
⭐️
これは、ちょっと恥ずかしい話なのですが……
私は、ここちゃんが赤ちゃんだった頃、お風呂に入れるのがとても怖かったんです💦
小さな体を支えながら、片手で洗って、落とさないように……
そんな想像だけで、手が震えてしまうような気持ちでした。
しかも、ここちゃんは私の抱っこでは、なかなか泣き止まないタイプ。
もう、お風呂どころか、**私は「おんぶ1本」**でなんとか日々を過ごしていたくらいです。
👴 おじいちゃんは“お風呂のプロ”だった
そんな中で、本当に頼りにしていたのが、私の父=ここちゃんにとってのおじいちゃんでした。
父は、娘を不思議なくらいスッと泣き止ませることができて、
しかも、お風呂もとっても上手。
洗髪も、仰向けに寝かせてスイスイ〜っと。娘も気持ちよさそうにしていて、それはもう安心感が違いました。
私はというと……
もし無理にやっていたら、えび反りになって泣き叫ぶ娘に、私の方があたふたして、
お風呂で取り落としてしまうんじゃないかって、本気で怖かったんです。
そんな場面では、娘が可愛いと思う気持ちとは別に、
私自身が躊躇してしまうような不安の方が大きくて、心がついていかないような日々でした。
🫧 “母なのにできない”と思っていた頃
「お風呂も入れられないなんて……」
そんなふうに、自分にがっかりして、落ち込んだこともたくさんありました。
この頃は、泣いても泣き止まないし、うまくいかないことばかり。
とにかく、何をしても空回りしているような気がして、どんどん自信をなくしていったんです。
今思えば、自己肯定感がものすごく低かったのは、私自身の方だったと思います。
「母なのに…」って、自分にばかり厳しくて。
できないことばかり数えて、自分を責めてしまう——そんな毎日でした。
それでも、今になって思うのは、
あのとき父に頼ったのは、“頼りたくて頼った”というより、そうするしかなかった私なりの精一杯の選択でした。
それでもよかったんだと、今はちゃんと思えるようになりました。
少しずつ、自分を取り戻していった——そんなふうに振り返っています。
✍️ おわりに|できないことがあっても、大丈夫
育児には、たくさんの「できないこと」がついてまわります。
できないからこそ悩むし、誰かの助けが必要になる。
でも、それでいいんですよね。
それが、子育てという旅の一部なんだと思います。

そして洗髪のエピソードは……
🛁【続・お風呂編】として、またあらためて書きますね🌷✨
🌱 ここちゃんとの育児では、他にもたくさんの「はじめて」に悩んだ日々がありました。
よろしければ、こちらも読んでみてください👇
目が合わない・反応が薄い?|5ヶ月のここちゃんと、私が感じた静かな違和感
ここちゃん6ヶ月、発達の相談へ。心が軽くなった先生の言葉とは?