🗓️ 帯状疱疹(50代)の痛みはいつ治る?

3〜4週目の痛みの変化とセルフケアの実際

🗓️ 前回の記事はこちら【2〜3週目】50代の帯状疱疹|終わりが見えない痛みと向き合う私の記録


📅 皮膚症状は軽く、でも痛みは強く
本記事には、帯状疱疹の一部症状写真を参考として掲載しています。
苦手な方は、下の目次から別の章へスキップしていただけますと幸いです。

📅 皮膚症状は軽く、でも痛みは強く

この帯状疱疹では、私の場合、皮膚症状はほんの少しで軽度。発疹の感覚はあまりなく、**むしろ「痛みの強さ」**がメインでした。

これは人によって大きく異なり、発疹がひどく出る人や、顔に出た場合(特に目の周囲)にはさらに注意が必要といわれています。帯状疱疹の症状は本当に人それぞれで、あらためてそのことを実感しました。

※写真は、今回の帯状疱疹のごく一部を撮影したものです。症状の参考として載せていますが、不安にさせてしまったらすみません🙇‍♀️
「実際にどのように出るのか知りたい」と思う方のために、今回限りで掲載しています。

今回の帯状疱疹の跡(上部)と、幼少期にできた跡(下部)を比べてみた写真です。発疹は軽度でしたが、痛みは強く残りました。


🌟 幼少期の水ぼうそうと、強い痛みの不安

実は私、幼い頃に水ぼうそうを患った際、治りがとても悪かったそうで、母からも「あなたは本当に大変だったのよ」とよく聞かされていました。

その記憶がよみがえり、今回の帯状疱疹の強い痛みを前にして、

「幼少期に水ぼうそうがひどかったことと、何か関係があるのでは…?」

と不安になる日々が続きました。もしもこのまま**後遺症として痛みが残ったら…?**と考えてしまい、気持ちの面でも落ち込むことが多かったです。


✨ 少しずつ変化する“痛みの質”

3週目を過ぎた頃から、痛みの質に少し変化が出てきました。

これまでは、

  • ズキーン、ズキーンと定間隔で襲ってくる、刃物で刺すような神経痛
  • 局所だった痛みが、次第に広範囲へと広がっていくような感覚
  • 一定のリズムで刺す痛みから、**“常に痛んでいる”**ような鈍い痛みへ

というふうに変わっていきました。


初期の頃の痛みがとにかく破格だったため、
「これは少しずつ、いい方向に向かっているのかも…」と、
わずかな希望のような感覚が芽生えてきました。


さらに不思議だったのが、
皮膚に触れたときの“ビリッ”とくる電気のような感覚

けれど、実際に手でそっと触れてみると、
飛び上がるような激痛ではないこともあって――

「やっぱり痛覚が何かおかしくなってるのかな…」

そんなふうに、自分でも神経の感覚がズレているような不思議さを感じていました。


⏰ 痛みのピークは午後から夜にかけて

この頃も、午後3時頃を超えたあたりから、夜にかけて痛みが強くなるのが定番に。

疲れもたまりやすく、夜には睡魔が襲ってきます。

ただし、睡眠自体はまとまって取れるようになってきており、 それが身体の回復にもつながっていたように思います。

朝はというと、目覚ましよりも早く、痛みで目が覚めてしまうのが日課に。
ちょっとした寝返りや体勢の変化だけでも、ピリッと痛みが走って、自然と目が覚めてしまう――
そんな朝が、しばらく続いていました。

それでも、**日を追うごとに「少し軽くなってきたかも」**と感じられる瞬間が増えていったのは、私にとっての小さな希望でした。


🛁 入浴中だけは、痛みがラクになる瞬間だった

強い痛みが続いた初期の頃から、夜のお風呂の時間だけは、痛みが一瞬やわらぐような感覚がありました。

寝ても覚めても痛む中で、湯船につかっている間だけ、ふっとラクになる。

「ああ、自分の体には温めることが合っているのかも」

そう感じた時間でした。

もちろん、お風呂上がりにはまた痛みが戻ってくるのですが、 ほんのひとときでも痛みから解放される時間があるということが、どれだけ救いだったか。

セルフケアとして、入浴の効果も私にとっては大きなものでした。


🚫 油断すると激痛が戻る

少しずつ日中も暑くなってきたこの時期。

コルセットと腹巻きを外して過ごすこともありましたが、外して1時間もたたないうちに激痛が再発

「しまった……」と慌ててまた着け直す、という繰り返しで、

やっぱりコルセットと腹巻きが痛みを軽減してくれていたんだ

というのを、身をもって実感しました。

コルセットの背中側には2本の支えが入っており、 しっかりホールドされるのに、呼吸がしやすい構造。

この「適度な圧」と「締め付けすぎない設計」が、まさに帯状疱疹の痛みにはぴったりでした。


💊 薬は継続中、特に「タリージェ」は欠かせない存在

この頃も、病院で処方された薬は変わらず服用を続けていました。

中でも**「タリージェ」は欠かせない存在**で、 痛みをなんとかコントロールしていた日々でした。

そしてそれと同時に、**「帯状疱疹後神経痛だけは残したくない」**という気持ちが常に心の中にありました。

**帯状疱疹後神経痛(PHN:Postherpetic Neuralgia)とは、 皮膚症状が治った後も数カ月から数年、あるいはそれ以上にわたって痛みやしびれが残ることがある、帯状疱疹の最も多い後遺症です。

そのリスクをできるだけ避けたいという思いで、薬やセルフケアを続けていました。


📝 次回へ

少しずつではあるけれど、痛みが変わっていく感覚そして体がもとに戻ろうとしているような予感があったこの時期。

完治まではもう少しかかりますが、

回復に向かっていることを肌で感じた時期でした。 *完結編は後日公開予定です


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