
ここちゃんが人見知りをはじめたのは、生後5ヶ月ごろ。
最初に反応を見せたのは、主人のご両親でした。
👶 顔を見ただけで、びっくりするほどの大泣き。
同じような年齢の人や、見た目が似ている人には何の反応もないのに、
しっかり「祖父母」として認識していることに、私たちも驚きました。
実家に行っても、泣き止むどころかどんどん泣きが激しくなってしまい、
滞在時間はほんのわずか。
💦 実は、ここちゃんの人見知りは――正直なところ「かなり強烈」なタイプでした。
🤱 抱っこなんてとんでもない。
👀 祖父母の顔が見えただけで、涙と叫び声で大パニック。
その場にいた大人たちが戸惑って、場の空気が一変してしまうような…
そんな“手ごわさ”だったのです。
私たちは、無理に慣れさせることはせず、間をあけながら、
少しずつ“会う環境”を工夫していくことにしました。
こんな工夫をしてみました

🪟 環境を変えてみる
児童館など、娘が好きな場所に祖父母が“さりげなく登場する”
という作戦を試みたこともありました。
でも…人混みの中でも祖父母を即座に見つけて、またもや大泣き。
「えっ、なんであの人混みの中から見つけられるの?」と私たちもびっくり。
ご両親もさすがに頭を抱えていました。
🌳 公園で会ってみる
雰囲気のいい外でなら…と試してみたこともありましたが、結果は同じく。
ここちゃんの“感受性の強さ”を改めて感じる日々でした。
少しずつ、ここちゃんのペースで

転機が訪れたのは、1歳半を過ぎた頃。
ショッピングモールのベンチで、私と主人と3人で過ごしている時に、
祖父母がそっと現れました。
娘は警戒しながらも泣かずに、静かにその場にいられたのです。
「仕方ないなあ…」
そうつぶやいているかのような表情でした。
私たちは胸がじんわりとあたたかくなりました。
それをきっかけに、会う回数を少しずつ増やし、
自然と実家にも行けるようになっていきました。
あの時、空気が変わった”瞬間を、今でもよく覚えています。
それ以外にも、ここちゃんの人見知りは…
🚪 エレベーターで知らない人と目が合っただけで泣いたり、
⬆️ エスカレーターですれ違う人の顔を見ただけで大泣きしたり。
「ヒゲが苦手」「メガネの人が怖い」など、
よくある傾向も聞きますが、
娘に関しては、なにが引き金になるのか、なかなか特定できませんでした。
私が心がけた “人見知り期” の対処法
🌱 無理をしない
泣いたらその日は終了!無理に抱っこをお願いしたりせず、すぐにその場を離れました。
📆 間隔をあけて会ってみる
1ヶ月おきくらいで会うようにして、少しずつ時間の調整をしました。
🏡 好きな場所で会うようにする
児童館、公園、ショッピングモール…ここちゃんがリラックスできる場所を選びました。
💞 気持ちに寄り添う
「大丈夫だよ」と声をかけながらも、無理に慣れさせようとせず、
ここちゃんのペースに合わせました。
あの日、ふと昔の自分を思い出して…
先日、職場にスタッフの知人親子が遊びに来ていました。
その小さな子が、突然スタッフの顔を見て大泣きしてしまい──
スタッフがとっさに抱っこしたことで、さらに火がついたように泣き続け、
お母さんは明らかに“余裕のない顔”をしていました。
その様子を見ているうちに、
不慣れで、一杯一杯だった頃の自分がそっとよみがえってきたのです。
ここちゃんがもしあの場にいたら、もっと激しく泣いていたかもしれない。
私は冷や汗をかいて、うまく笑えなかったかもしれない。
今なら、あのときの私にただ『大丈夫』って言ってあげたくなります。
人見知りは「通過点」|大切な成長のサイン
🌿 人見知りなんて「よくあること」と言われがちだけど──
それでも、毎回泣き続ける我が子を前にすると、
「どうしたらいいんだろう…」と、心が折れそうになる日もありました。
私自身、当時は 「私の接し方が悪いのかも…」と悩み、
ひとり涙ぐんだ夜もあったのです。
でも今なら思います。
むしろ──
🧠 感受性の高さ
👶 情緒の発達
🤝 社会性の土台づくり
こうした大切な力を育てている“途中経過”なんだと思います。
その時は、ずっとこの状態が続くような感じがしましたが、
振り返れば、ほんのわずかな期間でした。
こどもの歩幅にそっと合わせて、
**「大丈夫、大丈夫」**と寄り添うだけで、きっとその子の心に届いているはずです。
💡おわりに
人見知りは、どの子にも起こりうる「成長のプロセス」。
その子の個性や感じ方にかかわらず、たくさんの子が通る道です。
焦らなくて大丈夫。
うまくいかない日があっても大丈夫。
その子なりのペースで、ちゃんと前に進んでいます🍀
