
🍼 ある日のエピソード|静かな違和感に気づいた日
この頃の私は、毎日「抱っこしてはおんぶ」の繰り返しで、
バウンサーに乗せられる時間は、ほんのわずかな“休憩”のようなものでした。
でも、ここちゃんは“泣いて呼ぶ”という感じでもなくて、
泣き声の理由もわからず、気づけばすぐにおんぶしてしまう。そんな日々が続いていました。
そんなある日、たまたまバウンサーで静かにしていたので、
私は少しだけ別の部屋へ。
戻ってみると、娘は横を向いたまま、ぼんやりと遠くを見つめていました。
呼びかけても反応がなくて、
夕日がちょうど差し込んでいて、頬がやわらかく赤く染まっていたんです。
実はそのとき、う○ちをしていたんですが、
不快そうな様子もなく、ただ、じっとしていて。
なんだか、同じ空間にいるのに、ここちゃんだけが
別の世界にいるような——そんな感覚でした。
その時の光景は、今でもまるで絵のように、心に残っています。

🎨 手作りのおもちゃ|安心できる素材を探して
5ヶ月を過ぎても、手を握り返してくれることはほとんどなく、
おもちゃにもあまり興味を示しませんでした。
市販のおもちゃは木製やプラスチックのものが多くて、
すぐにポトンと落としてしまうから、それも怖くて。
「じゃあ、柔らかい素材で作ってみようかな」と思って、
カラフルなフェルトで小さなおもちゃを手作りしていました。
綿を詰めて、ちょっとだけ握りやすいように形を整えて。
少し見つめることはあっても、
振ったり、口に運んだりすることはまだありませんでした。

*この頃は、いろんな色で綿を詰めて握りやすいタイプの
フェルトのおもちゃを作っていました*
📘 5〜6ヶ月頃のここちゃんの様子
⭐️ 好きだったこと
膝に乗せて、背中を支えながらピョンピョン跳ねるのが大好きで。
ずーっと跳ねていたくて、私がやめようとすると大泣きしてしまうことも。

⭐️ この頃の様子
向かい合って抱っこするのが、なぜか苦手💦
抱っこしても、目は全然合わないのに——
鏡越しだと、しっかりと目が合うんです。
それが本当に不思議で。
ちょっと離れたところからあやすと、ふっと笑ってくれることもありました。
機嫌の変化が激しくて、私は毎日おんぶ中心の生活。
まだまだ“ラクになってきたな”なんて思える日々ではありませんでした。
⭐️ 気になる発達の様子
手足の動きが、赤ちゃん特有のゆるやかなバタバタとはちょっとちがっていて、
ピンと両手や両足を伸ばして、痙攣のような動きが出ることもありました。
あれ?これってどうなんだろう?
そんな風に、小さな“ひっかかり”を感じる場面が、少しずつ増えていった時期です。
🌙 夢のなかの話|「こんな日が来るのかな」と願った夜
何度か、こんな夢を見ました。
あたたかい光が差し込む部屋で、
隣でここちゃんがニコニコと笑っていて、
手足をバタバタさせながら、楽しそうに声をあげてる。
私が娘を呼ぶと、
にこっと笑ってくれて。
その目が、ちゃんと私と合っていたんです。
「ああ、こんな日が来るのかな」って、ふわっと希望を感じたその瞬間に——
’’目が覚めて、ふっと現実に引き戻される’’
あれは夢だったんだ、と気づくたびに、胸がちょっとだけ痛くなる。
でも、きっと大丈夫。
ちゃんと子育てをしていれば、
「そういえば、あの頃は大変だったな」って、笑って思える日が、いつか来る——そう信じたくて。
……そう信じたい気持ちと、
でも、もしそうじゃなかったらどうしようという不安。
そんな気持ちが、いつも胸のどこかにありました。
だから私は、
ちゃんと向き合えるように、もう一度、相談に行くことを決めました。
✨おわりに
この頃の私は、不安の正体もよくわからないまま、
ただ目の前の育児に向き合っているだけの日々でした。
そんななか、あるときネットで見つけたのが、
大学の先生と親の会が協力して活動している記事でした。
「こういう場所があるんだ」
その小さな気づきが、
私の中で“次の一歩”を踏み出すきっかけになったように思います。
次回は、ここちゃんが6ヶ月を迎えた頃に、
再び相談へ行ったときのことを綴ります。
心がふっと軽くなった、先生の言葉との出会いについて——。
よろしければ、そちらも読んでみてくださいね🌷
👉 ここちゃん6ヶ月、発達の相談へ。心が軽くなった先生の言葉とは?
(投稿準備中です♪)